●10月 6日〜 8日 行政視察
環境経済委員会の今年の行政視察は、いま旬の話題である「ごみ処理」の問題で、特に生ごみのリサイクルに取り組んでいるという熊本県熊本市の「バイオプラザおきしん」・大分県日野市の「バイオマス資源化センター」を訪問した。熊本は民間の会社が委託を受けて取り組み、大分では行政が直接取り組むという好対照の取り組みで、参考になる点が多々ある研修であった。
常総広域では現在、莫大な予算のもとにあらたなゴミの焼却施設を建設中である。そしてその焼却方法(キルン方式)でもいろいろと議論があり、またどうしても残る残渣の最終処分という問題があって、その場所をめぐって難航している実態がある。ゴミはすべて燃やしてしまうという従来の取り組みから、いかに燃やす量を少なくするかという取り組みが求められる時代である。こうした意味で「生ゴミ」のリサイクルは全国的に注目されている。
「バイオプラザおきしん」はゴミの収集業者が、大学の研究者らの応援も得ながら生ゴミのリサイクルに取り組み、大きな実績を上げている。生ゴミを燃やすのではなく、大型のハウスで太陽熱を利用して乾燥させ、独自の消臭技術で環境問題をクリアー、最終的には有機質肥料となって販売されるという完璧なリサイクルを実現している。名古屋市がこの技術に注目し、土地を斡旋してこの会社を誘致。新しい施設で名古屋市の生ゴミ処理に貢献しているという。まさに今、こうした取り組みが求められていると感心した次第。
一方「バイオマス資源化センター」は行政が運営、こちらも焼却するゴミの量を減らすことに大きく貢献し生ゴミのリサイクルを図っているが、水分が多く有機質肥料にならないものは液肥として、バキュームカーで希望農家の畑に散布しているという。日野市のような山間地の畑では可能だが、常総市のような人家の多い地域では環境問題の点から難しいのではと感じたところである。いずれにしても燃やすゴミを少なくするために、全国の優れた実績に早急に学ぶことが喫緊の課題であると痛感しながら帰途に着いた。
(写真は「バイオプラザおきしん」の社長と「バイオマス資源化センター」)
●10月25日〜26日 議員研修
茨城県市議会議長会主催の議員研修会がつくば市で開かれた。常総市議会からは4名が議会から派遣されることとなっていたが、私を含め3名が参加した。研修の目玉は講演会で、テレビでもおなじみの政治アナリスト伊藤惇夫氏による「〜時代の転換期を見つめる〜流動化する日本政治の行方」という講演を聴いた。9月に行われた民主党の代表選挙は菅対小沢の戦いではなく、自民党的派閥体質を受け継ぐ小沢と、民主党的グループという文化の異なる人々の代表管という戦いであった。などと最近の政治状況を分析しながら、ねじれ国会でどうなるかわからない一寸先は闇の世界をいろいろと解説していただいた。
夕方の懇親会では、水戸市・古河市・ひたちなか市・稲敷市など8名が1つのグループとなって、夕食をしながら恒例の意見交会が行なわれた。来年4月の統一地方選に望む議員が多い中、議員定数の削減問題が多くの市で議論されている現状に対する率直な議員間の意見交換が行なわれたと思う。
● その他
9月 4日、鬼怒中学校運動会。 8日、議員定数検討委員会。 11日、大滝藤雄議員葬儀。 18日、三妻小学校運動会。 26日、十家除草剤散布。 30日、情報化推進委員会。 10月 1日、東部土地改良維持管理監査、常任委員会。 4日 粟島さま例大祭、慰霊祭。 10月10日、県西地区消防ポンプ操業大会。 29日、農業委員OB会総会。 31日、三妻地区防犯協会役員会。