● 8月26日 学校適正配置審議会
2年間、11回にわたって検討が進められてきた「常総市学校適正配置審議会」もやっと最終回となり答申がまとまった。適正配置といいながら実質的には小学校の統廃合を検討する審議会であり、圧倒的な少子化という時代背景がありながらも、具体的にどこの小学校をどこに統合するかといった問題に結論を出すことはなかなか大変なことである。まず子供達にとって適正な、学校というより学級の規模はどの程度がいいのかという議論が長い間なされ、小学校では20人から30人、中学校では35人程度が適正規模であるという結論に達した。
今日の少子化は本当に問題だ。今回統合の対象となった五箇小学校と大花羽小学校は、すべての学年で20名を超えるクラスがなく、今後これから5年間を見渡しても、1学年10名前後で推移することが明らかになっている。私は以前から、1学年2桁の10名を割ってしまうようなことならば統廃合もやむなしという立場である。現在の制度では2年続いて8人以下の場合には複式学級となってしまうという。つまり、1年生と2年生が1つのクラスで1人の先生から授業を受けるのである。複式学級などというのは、山間地の分校等でのことだと思ったが、首都圏50キロに位置する我が常総市においても可能性のある時代となっていることに驚く今日である。
答申では五箇小と三妻小の再編、大花羽小と菅原小の再編が答申された。ただ、具体的な取り組みはまだまだ時間のかかると思う。スクールバスの導入等、通学手段の問題も解決しなければならないし、長い歴史のある地域環境が変更されることは、ストレスのある取り組みにならざるを得ず、こうした問題の合意形成にはとにかく時間のかかるものだということである。
● 8月30日 石下庁舎開庁式
いろいろな問題が噴出し建設が難航した石下庁舎がめでたく完成し開庁式が行われた。この石下庁舎、合併時にその建設が約束されていたものの、現在の場所にするか、福祉センターのある南側にするべきかでもめ、その規模(1000平米程度か1500平米か)でもめ、やっと決まって建設が始まったと思ったら、なんと基礎杭の長さが足りないという設計ミスで杭を打ち直すという事態。現在もこの問題で裁判中というなんとも紆余曲折の経過を経た庁舎である。すでに南側の福祉センターには教育委員会が移動し、今回、石下支所と同時に都市建設部が配置された。今後は、市行政を推進する拠点としてスムースに運営されることを願いたい。
● その他
7月11日、参議院選挙。 14日、霞ヶ浦用水建設推進協議会常総市部総会。 22日、常総市保育協議会。 23日、第10回常総市立学校適正配置審議会。 24日〜25日、十家祭り。 26日、議員定数等調査特別委員会。 29日、三妻地区防犯協会準備会。 8月19日、中学生議会。 21日、花火大会。 30日、常総市農業振興地域整備促進協議会。