活動報告
合同会派研修、定例議会

平成22年 5月・6月 
● 5月20日〜22日   合同会派研修
  今回の会派研修は市民会議、新しい風との合同で、北海道を訪れた。札幌市における市街地再開発事業と函館市における観光事業の取り組みが研修のテーマである。北海道といえば札幌で、一極集中というか札幌ばかりに人が集まり、市の人口は189万人で北海道全体(552万人)の三分の一を超えるという。高速道路の建設などによってより便利なところに人が集まるということなのだろう、青森までのびた新幹線が、さらに札幌にまで延びていくことによって、こうした傾向に拍車がかかるのではないだろうかということであった。いわゆるストロー効果というもので、大都市が地方都市を吸い上げるということだが、札幌市を取り巻く地方都市は惨憺たる状況とのことなので、どちらかといえばこうした問題に悩む、取り巻きの地方都市を訪れたほうが良かったのかも知れないと考えたところである。
  札幌駅から南に伸びる大通りでは地下街の工事が着々と行われ、いくつかの駅を繋ぐ地下商店街が整備されつつあった。冬の地上では雪の問題もあって、地下の整備ということなのだろう。振り返って我が街では、地上においても人がまばらで、中心市街地活性化というテーマに延々と取り組んでいる今日である。
  函館市では観光事業の取り組みを研修した。函館を訪れるすべての人に函館の街を楽しんでもらおうというまちづくりに取り組んでいるとのことである。宿泊は湯の川温泉のホテルであったが、何とこのホテル1部屋ごとベランダに露天風呂が設置されており、いつでも入れる。よほど温泉の湯量がなければできない芸当である。また、市内観光はワゴンタクシーであったが、この運転手、観光地のあちこちでお客さんの写真を取り、後日、CDに焼いて送ってくれる。こうした民間会社のサービスも、函館の観光事業に対する取り組みの表れであろうと感心した次第。
  (日本3大がっかりの1つが札幌の時計台だそうだが、時計台の裏に見えるのが訪れた札幌市役所である。)

● 6月 2日〜15日    定例議会
  6月の定例議会は執行部提案にいくつかの専決処分の追認事項があって議案が提出されたが、同時に請願・陳情が8件提出され、審議が行われた。私の所属する環境経済委員会には、3月議会に継続審議となった「菅生町大谷津地区管理型一般廃棄物最終処分場建設計画中止を求める請願の採択を求める請願」が委員会付託となり、まず委員会での審議となった。この問題はすでに3月議会に請願されたものであるが、3月議会では建設計画を進める事業主体が、常総市も参加している常総広域事務組合であり、常総広域事務組合の議員には常総市からも3名の議員が参加していることもあって、「建設計画中止を求める請願」の採択は継続審議となっていた。今回はこの継続審議となっている請願の採択を求める請願が提出されたわけである。委員会の中でいろいろと議論され、採択に賛成の意見・再度継続審議とすべきの意見が分かれたが、採決の結果、採択すべきもの決定した。私は賛成の立場で意見を述べた。最終処分場候補地の300メートル以内には150軒の家があり、年間5000トンのゴミを20年間にわたって捨てるという地域の将来のリスクに反対する請願は当然のことと判断したからである。この請願、本会議においても圧倒的多数の賛成によって採択されたところである。
  もう1つの案件は、常総市議会議員の定数削減を求める陳情が6件提出された問題である。この陳情6件はすべて同じ案文で、いくつかの地区の自治区長が連名で陳情したもののようである。平成の大合併において地方議員の数はほぼ半減したが、今日の厳しい財政状況に鑑み、行財政改革を自ら率先して推進するよう更なる議員定数の削減が求められたものである。議会としてはこの問題について「議員定数等調査特別委員会」を設置して、適正な議員定数・経費についてさらに調査・検討することとなった。この委員会に8名の議員が就任したが、私もその1員となり、委員会での議論に参加することとなった。

  ● その他
  5月連休、「秋田しげる通信7号」をバイクで配る。 10日、第9回常総市立学校適正配置審議会。 23日、消防後援会監査。 25日、三妻地区教育振興会監査。 26日、三妻地区青少年育成市民会議監査。 27日、三妻地区教育振興会総会。 28日、三妻地区職員親睦会総会。 6月 3日、三妻地区青少年育成市民会議総会。 12日、三妻地区消防後援会総会。 13日、三妻地区防犯協会総会。 18日、廃棄物処理についての勉強会。 26日、桜川市で県西地区議員野球大会。(今回も4番サードで出場)


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