活動報告
環境経済委員会、保育審議会、中学生議会

平成21年 7月・8月
● 7月 6日   環境経済委員会
  6月の定例議会で環境経済委員会に移動した。環境経済委員会では閉会中審査の項目に環境衛生及び公害に関する事項というものがある。この日緊急に委員会が開かれ、大生郷町柏木地区における無許可埋め立て事案を検討することとなった。この事案は市の埋め立て条例(300平米以上の面積を埋め立てる場合には市長の許可が必要である)を無視して行われている埋め立てで、資材置き場などと称して残土は資材であり、一時のストックであるなどの搬入搬出計画書を市に提出してあるので問題ないなどと勝手に解釈し行っているものである。環境経済委員会では直接現場に赴き、埋め立てを即時中止するよう指導するものの、搬入業者はこうした指導を無視、埋め立てを継続するという暴挙に出た。まったく許せない行為であり、告訴等毅然とした態度で厳しく弾劾しなければ、常総市が無法地帯となり残土の処分場となってしまうのではないかと危惧するところである。処分された残土の中に、将来地下水などを汚染するようなものが混入されていたりしていれば、とり返しのつかないの問題となるリスクがあり、速やかな対応が求められている。

● 7月29日   保育協議会
  6月の定例議会は今般の議員任期4年の中間に当たり、所属する審議会等すべての委員が基本的に交代したわけだが、私はあと2年の任期中は保育協議会に委員として参加することになった。この日第1回の協議会が開かれ、私はなんと会長に就任することとなった。保育の問題というより小学校に上がるまでの子育てという点では、水海道地区では保育所を行政が運営するが、石下地区ではすべての保育所が民営となっている。逆に幼稚園は水海道地区が民営で、石下地区は行政の運営である。合併以前の取り組みがまったく異なってきたわけで、今後の課題となっている。この点では国の取り組みが文科省、厚労省と別れ、幼保一元化についてはずいぶん議論されてきたようだが、遅々として進んでいないのが実態であるようだ。
  保育所の待機児童がたくさんいるという。これだけ少子化が叫ばれ、人口が減少するような時代となり、小・中学校や高等学校までもがその統廃合を議論しなければならないというのに、なぜ保育所の待機児童がたくさんいるのか疑問であったが、なるほどその多くは0歳児、1歳児であり、なるべく自宅から近い保育所を希望するということのようだ。0歳児、1歳児の受け入れには施設の問題もあり、人員の確保も圧倒的に求められる。やはりこうしたことに行政が力を注いでいかなければ本当の少子化対策にならないことは言うまでも無い。

● 8月19日   子ども議会
  常総市で始めて市内5つの中学校の生徒による子供議会が開かれた。議長も中学生で、各学校4名で1つの班をつくり、1名がスライドの操作、3名でテーマごとに一般質問が行われた。議場は本物の市儀会議場であり、答弁者も市長以下本物の執行部である。通学道路の整備や街灯の設置、はたまたバリアフリーの学校建設問題など、本物の議会であってもおかしくない見事な子供議会であったと思う。先生方のお骨折りもあったと思うが、子供たちがこうした経験をすることには大きな意味があると思う。将来市議会どころか県議会や国会で活躍する本物の議員が出るのではないかと期待も膨らんだところである。
  議場脇に大きなスクリーンを張り、パソコンを駆使して質問の内容や現状を、映像によってアピールするやり方は非常に効果的であり、われわれの議会においてもこうした手法を取り入れることも、検討するような時代になって来たのかも知れないと考えさせられた。

● その他
  7月 5日、鬼怒・小貝水防訓練。 18、19日、十家まつり。 21日、埋め立て問題勉強会。 23日、国民健康保険協議会。 31日、議員全員協議会(産廃建設計画の報告あり)  8月 5日、農業振興地域整備促進協議会。 10日、鬼怒中ハンドボール全国大会出場で緊急の教育振興会(応援のカンパについて)  14日、15日、新盆。 8月全般、産業廃棄物処理施設建設反対運動に取り組む。 31日、衆議院議員選挙、自民党大敗で政権交代となる。


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