活動報告
会派研修、営農講演会、女性模擬議会

平成19年 2月
●  2月 6日〜7日  会派研修
  昨年1月1日に常総市が誕生、旧石下地区の編入によって、議員数は定数36名だが欠員1名のため、総数35名で1年余の 期間を過ごしてきた。本年4月には、常総市として始めて定数26名の厳しい選挙がある。3月の最終議会を前に、政真会(旧水海道 地区6名の参加)と常心会(旧石下地区5名の参加)合同の会派研修ということで、群馬県大泉町を訪れた。
  この町、総人口42096人のうち、外国人が6796人ということで、なんと16.14%が外国人という外国人の比率が日本で最も 高い町なのだ。もともと「工業の町」として栄えた大泉町。中小企業のFA化できない"3K(きつい、危険、汚い)"といわれる部門で働く 人たちが減少し、慢性的な労働力不足に陥っていた。こうした中で日系ブラジル人の受け入れを積極的に取り組んだ結果、平成2.3年ご ろから徐々に外国人の登録が増え、今日に至っているわけである。外国人は南米系が多く、ブラジルとペルーでその90%を占めている。 そして、当初の「出稼ぎ」から「定住」という流れの中で、行政としても、言葉や生活習慣の違いからおきる様々な問題に取り組んできた 経過がある。ポルトガル語による広報誌の発行や、多文化共生に関する懇談会の開催。町内の全小・中学校に「日本語学級」を設置するなどの 施策を展開してきた。常総市としても多数の外国人がおり、大変参考になる研修会であった。
  なお、常心会では5名の方が4月の選挙には出馬せず、今期をもって引退されることとなった。長い間、大変ご苦労様でした。 (写真は町の中心にあるブラジリアンプラザ)

●  2月12日  営農講演会
  霞ヶ浦用水建設推進協議会常総支部の主催で、「喜んで買ってもらえる農産物づくりを目指して」と題する営農講演会が生涯学習センターで 開かれた。講師はマーケッティング研究所代表藤沢研二氏で、農産物の消費動向から、将来を展望する農産物づくりについての講演であった。
  講演の中で特に米の消費について、2025年に米の消費量は520万トンとなり、輸入量を勘案すると国内生産は450万トンで足りる。 この量は100万ヘクタールで足りるため、現在の減反面積で生産が足りるという。しかし私は、これはあくまでも国内のみの消費動向で、お隣の 国、中国の経済成長とその穀物需要等を考えるとそう単純なものではないのではなかろうかと考える。こうした疑問を質疑応答の中で質問してみたが、 あまり明確な答えは得られなかった。専門分野を超えてしまったのかも知れないが、食料の問題は間違いの許されない分野であり、「賢人は最悪を 想定する」のたとえどうり、石橋をたたいて渡る政策が求められるのではと感じた次第。

●  2月20日  女性模擬議会
  常総市の女性模擬議会が開かれ、議場において12名の女性による一般質問が行われた。答弁する側は、もちろん遠藤市長はじめ現職の部長達で ある。いつもは質問席に立っている立場だが、傍聴席において、市のそれぞれの団体の代表者である女性たちの、市行政のあり方についての鋭い 一般質問に聞きいった。
  現職議員顔負けで、今度の選挙に立候補した方がいいんじゃないのと思うような見事な質問もあり、おおいに触発されたところである。 やはり身振り手振りで、ユーモアのある質問は印象にのこり、勉強させられたなぁ。

● その他
  2月 5日、議員全員協議会(石下自動車学校問題他) 14日、都市計画審議会。 15日、行政懇談会(平成19年度予算案内示)  16日、青少年問題協議会。 19日、農業委員会調査会。飯野県議、議長就任祝賀会。 21日、情報化委員会。  27日、農業委員会総会。 28日、定例議会召集。


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