活動報告
農業委員会研修、地区懇談会、議員研修会

平成19年11月
● 11月 1日〜2日  農業委員会研修
  今回の農業委員会研修は、遊休農地解消対策ということで、群馬県渋川市を訪れた。渋川市ではマメ科一年草であるヘアリーベッチという作物を遊休農地 に作付け、地力の増進と景観形成(4〜6月に紫色の花が咲く)をはかり、雑草を抑制するという取り組みを広げていた。
  日本の農業が衰退していく中で、どこのまちでも農地の耕作放棄という問題が懸念されている今日である。一方世界の農業・食料情勢は、開発途上国に おける人口爆発、異常気象等による作物の不作による食糧難。そして近年この問題に拍車をかけているのが、バイオエタノ−ル生産のための穀物利用 である。先進国の中で圧倒的に食料自給率の低い日本だが、米の生産調整は30数年に及び、麦や大豆等の作物も外国農産物に価格的に対応できず、 衰退の一途をたどってきた。本当に日本の食糧は大丈夫なのであろうか。とりあえず地力を維持して、いつでも農地として作物の生産に復帰できるような 対策だが、なんとも寂しい限りの対応であることには違いない。
  27名の農業委員が参加した研修だ。初日のお昼、入ったソバ屋でうどんの昼食。そして食べ終わった後、蕎麦湯が出てきたのにはビックリ。 なんだこりゃあ!!。

● 11月 4日  青少年育成市民会議・地区懇談会
  青少年育成市民会議の三妻支部では例年地区懇談会を開いている。今年のテーマは「子供にとってのネット社会の危険性」というもので、茨城メディア指 導員の佐藤雅義氏を講師に招き、講演会を含めた地区懇談会である。私も助言者として参加させていただいたが、今日の子供たちを取り巻く環境という 点では、現役・現場から少し遠ざかっている状況にもあり、小・中学生を持つ親たちのいろいろな意見を聞かせていただいて大変勉強になった。
  今日では、中学生のときにかなりの子供たちが携帯電話を持ち、単に電話としての言葉のやり取りばかりではなく、インターネットの中で様々な情報の やり取りがあるという。こうした中でネットいじめや有害情報(出会い系サイト・アダルトサイト・薬物販売サイト等々)の問題があるという。 時代の流れの中で新たな、我々が子供のころには考えられないような問題が現在の子供たちを取り巻いている。 まずは現状を正しく認識し、問題意識を喚起せねばなるまい。(写真は分科会の模様)

  ● 11月 8日〜9日  議員研修会
  茨城県市議会議長会が主催する議員研修会がつくば市で開かれ、全県下から約150名の市議会議員が参加した研修会となった。会では元株式会社はとバス の社長であった宮端清次氏を講師に招き、「はとバス再建から得た教訓」〜これからの自治体のあり方〜という講演があった。
  氏はもともと定年まで東京都の職員であったが、退職後、東京都地下鉄建設株式会社を経て、倒産寸前のはとバス社長に就任。役人らしからぬ攻めのコスト 改革・意識改革を断行し、短期間で同社を再建したという。はとバス再建時の失敗・挫折から得た教訓は、「現状維持は破滅」というもので、こうした観点 から自治体もまず意識改革が必要であるということが熱く語られた講演会であった。
  2日目は、つくば市にある国土交通省の国土地理院を訪れた。近くにありながらなかなか機会が無いと行かない所だが、ここには「地図と測量の科学館」 という、地図と測量に関する総合展示施設がある。様々な展示の内容に驚かされ、面白いところだ。休みの日などに行ってみるのも良いと思う。近くに 在るので、1度はぜひの訪問をお勧めしたい。

● その他
  11月11日、市民文化祭の囲碁大会(2勝2敗で入賞なし) 16日、公民館まつり準備会。 17日〜18日、三妻・五箇地区公民館まつり。  18日、農業委員会調査会。 21日、議員全員協議会。 29日、議会運営委員会。 30日、農業委員会総会。


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