活動報告
定例議会、坂野家住宅竣工式、会派研修

平成18年 3月
●  3月3日〜3月23日   定例議会
  常総市議会はじめての定例議会が開かれた。議員数が35名となり一般質問の通告者も17名となって、従来2日間だった日程が3日間となった。 17名の内訳は、旧水海道市議会議員12名、旧石下町議会議員5名である。合併後はじめての一般質問の機会で、多くの議員から、新市の まちづくりをどう進めていくかについて、活発な議論が展開された。私も12番で、2日目に、1.旧水海道市、旧石下町のそれぞれの歴史を 総括し、新市の将来につなげていくための企画について。2.中学校希望制のその後の展開と、合併による今後の方向性について。3.平成19 年度から取り組まれようとしている、国の進める新たな農業政策である品目横断的経営安定対策と、この施策にかかわる新市の取り組みについて。 の3点について質問をおこなった。(詳細は一般質問のページ)
  また3月議会は予算審議の議会であり、常総市の平成18年度予算が提案審議された。一般会計の総予算は209億円で、前年度の旧水海道市 と旧石下町を合わせた予算(196億円)より12億円以上の伸びを示した。これは市税の伸び(6億円)に加え、特別交付税(5億円)等が あって歳入を大きくしているとのことだ。さらに、10個の特別会計あわせて 190億円で、全体で約400億円の予算規模である。旧石下町との合併によって予算規模も大きくなったが、それにしても毎年思うことだが、 特別会計の内、国民健康保険66億円、老人保健55億円、介護保険29億円と3会計の合計約150億円という予算規模の大きさである。旧水海道市の 頃は、この3会計でいつ100億円を超えるかと思っていたが、合併によって一気に150億円という規模となった。これからが本格的な高齢化 社会を迎えようという日本だが、高齢者医療費の問題は、あらためて考えさせられる大きな問題であるといえよう。それから、今議会から私は 建設委員会に所属することになったので、 建設委員会において、委員会の担当する分野の細かな予算審議に参加した。はじめての委員会で、なにしろ勉強することが多い議会となった。

●  3月27日   坂野家住宅竣工式
  平成14年度から平成17年度まで、4年間に亘って続けられてきた、重要文化財である坂野家住宅の保存修理が完了し、水海道風土博物館として オープンした。式典には、文化庁参事官をはじめ、県の関係者、近隣市町村長、工事関係者、市の関係者(市執行部、市議会議員、小・中学校長、 地元区長、文化財保護審議会のメンバー等)総勢150名を超える参加での竣工式であった。
  地元の数少ない文化遺産であり、江戸時代以降の地域の 歴史を知る上でも重要な文化財である「坂野家」は、NHKの大河ドラマ「武蔵」のロケにも使われるなど、地域をアピールする大きな役割が求め られている。近くにある物は意外と見逃しがちなものだ。この機会にぜひ1度訪れて見たいものである。

●  3月27日〜3月28日   会派研修
  議会終了後、休む間もなく千葉県鴨川市のリフレッシュビレッジ事業を視察研修した。
  この事業では、地域農業基盤確立のための農業構造改善事業で、農産物直売所でもある「みんなみの里」の運営などいろいろな事業に取り組んでいる。 その中で、都市との交流により活路を見出そうと平成11年から始まった、「棚田オーナー」の制度が人気を呼び、現在では多数の申し込みを 消化できない状態であるとのことだ。これは鴨川市にある大山千枚田が「日本の棚田百選」に認定されたのをきっかけに、千枚田の「棚田オーナー」を 募集したところ募集に数倍する応募があり、平成12年4月の田植えから棚田オーナー農作業を開始したという。この棚田、1枚が約100uで、 1枚あたり3万円でオーナーになれる。ただし、オーナーとなると年間7回程度の農作業への参加が義務付けられる。普段は地元の農家が水田を 管理し、ポイントの農作業を行い収穫を得るという制度だ。耕作放棄地が加速度的に拡大しつつあった棚田が、新たな取り組みによって農村資源として 復活し活用されている。まさに時代の流れにのった今日的取り組みであると大いに感心したしだいである。

● その他
  3月11日、青少年育成会議三妻支部役員会でソバを打つ。 22日、三妻小学校卒業式。 24日、農業委員会連絡員会議(この制度は旧水海道のみ にあり平成17年度をもって廃止することとなった) 29日、農業委員会総会ならびに編集会議。


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