● 3月27日 坂野家住宅竣工式
平成14年度から平成17年度まで、4年間に亘って続けられてきた、重要文化財である坂野家住宅の保存修理が完了し、水海道風土博物館として
オープンした。式典には、文化庁参事官をはじめ、県の関係者、近隣市町村長、工事関係者、市の関係者(市執行部、市議会議員、小・中学校長、
地元区長、文化財保護審議会のメンバー等)総勢150名を超える参加での竣工式であった。
地元の数少ない文化遺産であり、江戸時代以降の地域の
歴史を知る上でも重要な文化財である「坂野家」は、NHKの大河ドラマ「武蔵」のロケにも使われるなど、地域をアピールする大きな役割が求め
られている。近くにある物は意外と見逃しがちなものだ。この機会にぜひ1度訪れて見たいものである。
● 3月27日〜3月28日 会派研修
議会終了後、休む間もなく千葉県鴨川市のリフレッシュビレッジ事業を視察研修した。
この事業では、地域農業基盤確立のための農業構造改善事業で、農産物直売所でもある「みんなみの里」の運営などいろいろな事業に取り組んでいる。
その中で、都市との交流により活路を見出そうと平成11年から始まった、「棚田オーナー」の制度が人気を呼び、現在では多数の申し込みを
消化できない状態であるとのことだ。これは鴨川市にある大山千枚田が「日本の棚田百選」に認定されたのをきっかけに、千枚田の「棚田オーナー」を
募集したところ募集に数倍する応募があり、平成12年4月の田植えから棚田オーナー農作業を開始したという。この棚田、1枚が約100uで、
1枚あたり3万円でオーナーになれる。ただし、オーナーとなると年間7回程度の農作業への参加が義務付けられる。普段は地元の農家が水田を
管理し、ポイントの農作業を行い収穫を得るという制度だ。耕作放棄地が加速度的に拡大しつつあった棚田が、新たな取り組みによって農村資源として
復活し活用されている。まさに時代の流れにのった今日的取り組みであると大いに感心したしだいである。
● その他
3月11日、青少年育成会議三妻支部役員会でソバを打つ。 22日、三妻小学校卒業式。 24日、農業委員会連絡員会議(この制度は旧水海道のみ
にあり平成17年度をもって廃止することとなった) 29日、農業委員会総会ならびに編集会議。