活動報告
高齢者福祉大会、行政視察(沖縄県)、市政懇談会

平成18年10月
● 10月11日  高齢者福祉大会
  例年「敬老」を祝って高齢者福祉大会が開かれる。いままでは9月の敬老の日に行われたように思うが、議会中でもありいろいろ日程の 調整があったのだろう、ことしは10月11日におこなわれた。旧石下町を編入し常総市となって初めての高齢者福祉大会で、全体で80 組を超える金婚(50年)の夫婦と10数組のダイアモンド婚(60年)の夫婦に記念品が贈られた。
  結婚式の時、ともに白髪の生えるまでと誓い合った夫婦が50年、60年の歴史をともに歩んでこられたということは本当にすばらしいことだと 思う。時代が違うといってしまえばそれまでだが、昨今の簡単に離婚してしまうような風潮に対し、こうした人たちの経験を生かせないものかと つくづく思う。
  25歳ぐらいで結婚したとして、金婚を迎えるのは75歳、ダイヤモンド婚では85歳となる。金婚からダイヤモンド婚までの10年は重たいも のがある。金婚では矍鑠とした夫婦が多く見られたが、ダイヤモンド婚では夫婦とも元気で市民会館の壇上に登り、お祝いを受けた方は圧倒的に 少なくなっているようだ。いつまでも"元気"で長生きしてもらいたいと願う。

● 10月18日〜20日  行政視察(沖縄県)    (写真は建設委員会のメンバーと石垣島)  
  合併後建設委員会に所属している私だが、委員会毎に年1回行われる行政視察、今年は沖縄県石垣市と糸満市を訪れた。 八重山列島めぐりということで近年は観光ブームにもなっているが、石垣島はこの八重山列島の中心的な島であり、石垣空港はその 玄関の役割を担っている。現石垣空港は急増する航空需要でパンク寸前という。だいぶ以前から新空港建設の話はあったのだが、 海上案は環境保護団体等の反対で断念した経過がある。今回は住民合意の建設位置を選定、平成24年度の完成を目指して取り組みが 進められている。しかし、行ってみて改めて驚いたが、石垣島のその地理的位置である。沖縄本島からさらに南に480キロ。もう台湾は 目の前であり、九州よりフィリィピンに近い位置なのだ。そして北にはいま中国ととかく軋轢の対象となっている日本の領土「尖閣諸島」が ある。ここに新石垣空港を建設することは、まさに政治的な大きな意味合いを持つことになると思う。 夏に北海道を訪れた時は、知床湾に入り組んだ北方領土の国後島のあまりの近さに驚いたが、今回は、はるか南のかなた台湾のすぐ隣は日本 であったことの驚きだ。是非とも日本の地図をもう1度見てみて下さい。キット驚くと思います。
  沖縄本島の南の端糸満市では公共下水道を視察した。ここの浄化センターでは下水を浄化し、公園の水路の水源としてその水を供給。 「よみがえる水100選」にも選ばれたという。しかし、この糸満市の都市計画。大規模な海の埋め立てで、工業団地や住宅団地を建設するという ものだが、人口が減少していく時代に、こんな大規模に海を埋め立てる必要があるのだろうかと思ったが、なんと沖縄では人口が増えているという。 ただそれは、出生率が高い人口増ではなく、本土からの人の流入によって増えているのだそうだ。定年を迎えた人たちが老後は暖かい所で 過ごそうと那覇空港に近く、便利な糸満市あたりに永住のための住宅を求める人たちも少なくないという。いろいろだねぇ。

● 10月19日  市政懇談会
  合併後の「新しいまちづくり」に向けてということで、地区別市政懇談会が開かれた。常総市となって、地区は旧水海道市が10ヶ所、旧石下町 が5ヶ所の計15ヶ所で行われる。やはり地区地区の細かな要望や意見を聞く単位として、旧水海道市や旧石下町の50年前の合併前旧町村という単位は これからも地区という単位で機能していくということであり、今後も何かにつけ15地区という単位は維持されていくと思う。
  三妻地区での懇談会には各区長・役員はじめ30名近い参加者で懇談会が進められた。市側から、予定されている合併特例債活用事業や合併支援制度 についての説明があって懇談に入ったが、参加者からの圧倒的な意見は、地元市道の拡幅や側溝等の整備、危険箇所の整備要請等であった。道路も 幹線ばかりが話題になるが、細かな市道の改善にも力を注いでもらいたいものである。

● その他
  10月 8日、十家地区除草剤散布。 17日、総合計画審議会。 28日、青少年育成市民会議三妻地区懇談会(助言者として参加)  31日、農業委員会総会。


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