活動報告
定例議会、総選挙

平成17年 9月
● 9月 7日〜26日  定例議会
  9月の定例議会は決算認定の議会であり長丁場の日程となった。総額154億円の一般会計、予算現額合計117億円 の9つの特別会計決算についての報告があり、決算特別委員会、分科会の様々な議論をへて平成16年度決算が承認された。 議員となって常々感じていたことだが、特別会計の内、国民健康保険(40億円)老人保健(37億円)介護保険(17億円) の合計約95億円という規模の大きさにあらためて危機感を抱く。少子高齢化と一口に言うが、まさに老人大国日本。いよいよ人口も 減少するという時代となって、健康で老後をおくるという課題がまさに最重要の国家課題であるということを痛感する。
  今回は文教厚生委員としての委員会ではじめての決算審議となった。分からない事が多かったため基本的な質問が 多く、古参の委員や説明する職員にもよけいに時間を取らせてしまったように思う。一歩一歩勉強を積み重ねて行きたい。 また、文教厚生委員会は所管の施設も多く、議会中、本年8月にサービスを開始した児童デイサービスセンター や今後市が取得する計画のある旧つくば銀行水海道店等を視察した。(写真は旧つくば銀行水海道店)
  一般質問は9日と12日の2日間にわたって行われ、8名の議員が質問に立った。私は5番で 2つの質問を行った。 1. 「石下町との合併協議」の進捗状況について。 2.地域消防団活動の現状と課題について である。(詳細は一般質問のペ−ジ)
  また今回、「水海道市が石下町との合併をする際、市の名称を水海道市とすることの可否を問う住民投票条例制定を 求める陳情」が5千7百余名の署名簿とともに提出された。この陳情については本来総務委員会が担当だが、問題が 問題だけに全議員による合併政策委員会に審査が付託された。合併政策委員会では、水海道市民としての市の名称 に対する愛着は十分に理解できるが、これまでの合併に取り組んできた経過から、こうした 条例を制定することは合併そのものを否定することにつながり、来年1月1日の合併を目前にしている現時点では、 この陳情を採択することは出来ないという事で、賛成少数で否決された。 

● 9月11日   総選挙
  小泉首相率いる自民党が圧勝した第44回総選挙。茨城県の場合は知事選も一緒ということで、選挙選挙の月であった。 茨城7区選出の故ながおか洋治議員はまさに農業問題のスペシャリストだった。東大から農林省に入省、官僚として 経済局ガット室長、畜産局課長などを歴任。しかし、ガット交渉の中で官僚の限界を感じ、政治家を目指す。 2度の落選という苦難を乗り越えて、平成15年4月の補欠選挙で初当選。この日は私にとっても水海道市議会議員 としてスタートした日でもあった。私も基本的に農業の問題に取り組む立場から、いい人に出会えたと応援もしていた ところである。しかし、郵政民営化で大揺れに揺れた国会。参議院でこの法案が否決され廃案となり、小泉首相が衆議院 を解散する直前に自殺。農業の問題では無く、 本人の基本的テーマ外の郵政問題で悩んだ末の結末。はなはだ残念なことであった。
  今回の選挙、全国的には郵政民営化について賛成か反対かという選挙であったと思うが、茨城7区においてはこうした 基準ではなく、受託収賄で有罪が確定した人と、故ながおか洋治議員の奥さん(桂子氏)が出馬という全く別次元での 選挙であった。選挙結果はご承知の通りだが、比例の復活当選で、ながおか桂子氏が衆議院議員となったことは 良かったと思う。氏の政治家としての能力は未知数だが、夫の遺志を 継いでおおいに頑張ってもらいたい。

● その他
  9月 6日、橋本まさる、ながおか桂子合同演説会。 10日、鬼怒中学校運動会。 15日、石下町議会傍聴。  17日、三妻小学校運動会。 19日、高齢者福祉大会。 27日、公民館まつり実行委員会。  29日、農業委員会総会ならびに農委だより編集委員会。 30日、AM:合併特別委員会、PM:第4回情報化推進委員会 (商工会)。


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