● 2月12日〜17日 農業委員海外研修
農業委員の任期は3年だ。早いもので今年の7月で1期3年を終える。従来から1期に1回の海外研修を実施していると
いうことで、今年は5泊6日でタイに出かけた。タイ北部の都市、チェンマイとチェンライ、そして南に下って、バン
コクとアユタヤを訪れた。(写真はチェンマイの少数民族モン族の村とバンコクの王宮)
もう30年前近くになるが、当時青年団のOBで海外農業事情視察研修派遣協議会という、
やたら長い名前の組織が結成され、20代の農業後継者30名を5年にわたって海外に送り出す活動をしていたことが
ある。私はその第1陣として、堀越吉男氏(後に水海道市の市議会議長を務めた)と2人でヨーロッパ7ヶ国の視察に
出かけたのは24歳の時であった。20代にヨーロッパに2回、40代に中国に1回の海外体験があるが、東南アジア
ははじめての経験である。海外に出かけることによって、当時のことを思い出し、比較対照しながらの旅であった。
海外に出かけると、まさに日常の生活とはかけ離れた様々な体験(驚きや感動)があり、本当に楽しいものである。
異国の文化に触れ、異国の地にあって、やはり考えることは日本のことである。タイに行って来て様々なことを
感じてきた。追々エッセイに書いていきたいと考えている。(写真はアユタヤの遺跡ワット・プラ・シー・サンペットと
近くの水田)
● 2月、23日 会派で視察
午前と午後の2回、地元企業を訪問した。午前中は大生郷工業団地にあるSMC、午後は内守谷町のギンポーパック
を訪れ、説明を受け工場内を見学した。会としては地元市民の雇用を優先的に行っていただけるようお願いした。
しかし、SMCという会社、地元企業などといえるものではなく、とんでもない会社である。海外における生産工場
も韓国、シンガポール、オーストラリアをはじめ、アメリカ、ヨーロッパはもちろんのこと、最近、中国にも進出
したとの事である。なにを作っているかといえば、空気圧制御装置ということであった。これらの機会(部品)は自動車
、電気、食品といった基幹産業はもちろん、幅広い産業分野で活躍しているという。日本の経済もバブル崩壊後とかく
元気がないが、こうした世界で活躍する企業があり、その技術力で世界を席捲する姿には、まさに日本の面目躍如たるも
のがあり、おおいに励まされた。
(写真は説明を受けたSMCの会議室)