活動報告
合併政策特別委員会、茨城農業改革県西地方推進大会、農業委員会研修

平成17年11月
● 11月 7日  合併政策特別委員会
  いよいよ合併まで2ヶ月を切ってきた。事務分野では、膨大な事務事業の調整について会議を重ねてきたと思う。この日 1469本に及ぶ事務事業についての調整方針が示された。内訳は、水海道市の制度に統一するもの617、水海道市の 制度を再編し統一するもの29、両市町の制度に差異が無く現行どうりのもの397、両市町の制度を現行のとうり適用 するもの314、石下町の制度に統一するもの27、廃止29、その他56である。その他とは、未調整または合併後も 継続して調整する事務事業が含まれている。
  内容が膨大なので細かくは記せないが、水海道の市民にとっては、編入合併と言うこともあり、現行のとうりが 1328本(90%)あり、合併してもおおむね変わらないという内容であるようだ。石下町の制度に統一するものは 石下町営自動車学校など石下町にしかないものがあるので致し方ないが、調整が難しく当面2本立てで行くものと、未調 整のものを合わせ370本(25%)あり、合併後に持ち越す課題も多い。これからこうした問題の議論を 展開していくことになりそうである。

● 11月 9日   茨城農業改革県西地方推進大会
  農業の曲がり角も、いよいよ第4コーナーの曲がり角ということで、戦後60年に及ぶ、いわゆる農地解放による自作 農という日本の農業の在りかたが大きく変わろうとしている今日である。
  国は、我が国農業の構造改革を加速化するとして、平成19年からの品目横断的経営安定対策を提起し、これまでの 価格政策から所得政策への転換という、戦後農政の根本的見直しである。地域農業を担い手や集落営農組織に 担っていただこうと言うことであり、こうした担い手の経営を所得保障して行こうという政策転換である。
  茨城県西地方は猿島台地という土地柄もあり、いうまでも無く大きな野菜の産地でもある。〜「いつでも どれでも 美味 しい県西農産物」を目指して〜ということで、坂東市民音楽ホールで、茨城農業改革県西地方推進大会が開かれた。 県の総合事務所農政課より、経営所得安定対策についての説明があり、東京青果の宮本常務による「これからの青果物 流通と産地作り」と題する講演があった。消費者のベストパートナーを目指そうということで、茨城県としても取り組み を広げているが、まさに今日、ただ作るだけの農業から、消費者を意識した農業への脱皮がもとめられている。 (写真は茨城農業改革推進委員としての活動を評価された方々の表彰の模様)

● 11月14日〜15日    農業委員会研修
  農業委員会の全委員による視察研修は、毎年1回行われており、今年は栃木県那珂川町での研修である。那珂川は茨城県 を通って太平洋につながる川でなじみのある名前だが、那珂川町というのは聞いたことが無かった。それも当たり前で、 今年の10月1日に旧馬頭町と旧小川町の合併によって誕生したばかりという。この地域は中山間地域でやはり農業者の 高齢化と後継者不足に悩んでおり、定年退職者を中心に「営農集団BEAT」という組織を立ち上げ、地域営農に 取り組んでいるという。大地のめぐみ通信という広報誌を発行したり、一般消費者に対し、あなたも農業を体験してみま せんか?と田植えや稲刈り、サツマイモ彫りなどの1日体験農業を実施しているという話を聞いた。
  驚くべき勢いで進行する少子高齢化の日本。地域の農業の担い手も、一旦60歳で定年を迎えた人たちの力を、もう1度 借りなければならないのかと思う今日である。いろいろお話を伺ったが、やはりポイントはその地域に、意欲のある 元気な退職者(指導者)がいるかどうかということにつきそうだ。
 (写真は那珂川町役場となった旧馬頭町役場)

● その他
  11月13日、上十家お祭り。 18日、農業委員会調査会。 19、20日、公民館まつり(三妻公民館で)  27日、砂場公民館竣工式。 28日、秋の叙勲、瑞宝小綬章(教育功労)を受賞された増田一也氏の受賞祝賀会。  29日、農業委員会総会。 30日、市議会召集。


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