2007年11月
コンパニオン

  博覧会やオリンピック等、様々なイベントにおける案内・接待係りの女性がコンパニオンと呼ばれる。つくば市で開かれた科学万博は1985年の ことだったから、もう23年も前のことになるが、このとき活躍した制服姿のコンパニオンのイメージを今でもときどき思い出す。

  懇親会等々酒飲みの会は世間にたくさんあるが、こうしたところに呼ばれる酌婦がコンパニオンと呼ばれるようになったのはいつごろからのことで あったろう。たしかに酌婦という言葉には、いわゆる芸者・芸妓というのに対して、何の芸も無くただ酌するだけの女という蔑視した意味合いが あるようで、なんとなくカッコイイということなのだろう、こうした仕事にコンパニオンという呼称が定着したものと思われる。

  世間にはこうした酌をしてくれる女性がいないと、酒を飲めない男どもが結構多数いる。したがって飲み会の段取りでは必ず、このコンパニオンを 何人呼ぶかということが話題になる。しかしコンパニオンといったって所詮中身は酌婦に違いない。素人でもやるようなカラオケの歌ぐらいは出来る かも知れないが、単に酌するだけのこの職業。しかし、当然プロなのであるから、それなりにプロの自覚を持ってもらいたいものだと最近つくづく 思うところである。先日、隣にいたコンパニオンの前で、飲み干したカラのグラスでテーブルをコンコン叩いたら、”ナニ?”という。 酌してもらいたいに決まっているじゃないか!まったく!


戻 る