"明るく かしこく たくましく"、これは地元三妻小学校の教育目標である。PTAの役員をしていた時代から、まことに良い標語だなぁ
と感心していた。そしてこのことは小学生のみならず、人生においても大いに有意義なことであろうと考えている。まず第一に大切なことは
明るいことである。明るく人生を送りたいものだ。そこでどうしたら明るくなれるだろうかと考えてみる。明るいことの中身はなんなんだろうか
と。
明るいというのは将来に夢がある、将来を展望した時、希望の持てる未来があるということではないだろうか。
今が絶頂の時にあっても、来年、再来年とだんだん悪くなる環境にあれば人は当然暗くなる。逆に今は苦しい環境にあっても、これから
だんだん良くなるという展望があれば、人は明るくなれるということではないだろうか。明るい人生を送っていくために、しっかりと足元を見つめ、
夢や希望をもって着実に歩んで生きたいものである。
昨今、子供が子供を殺害するという痛ましい事件にときおり遭遇する。この子供である加害者、決して勉強のできない子ではないらしい。
むしろ優秀な子が多いという。しかし、この子達が決して明るかったためしがない。この、"明るく かしこく たくましく"、もちろんすべて
大切なことはいうまでもないが、なんといっても順番が大事である。まず明るいことが一番なのだ。人生明るければ多少アホでも良いではないか。
逆に暗くて賢かったらどうだろう、"暗く かしこく たくましい"、そんな人に出会ったら、おそらくゾッとするに違いない。