4年に1度のオリンピック。今年は発祥の地であるギリシャのアテネで行われた。東京でオリンピックが
行われたのは私が12歳の時だから、あれからもう40年、オリンピックが10回開催されている。地元
主催というのはとりわけ力が入るもので、東洋の魔女といわれ金メダルに輝いた女子バレボ−ルなど今でも
記憶がよみがえる。その後のオリンピック、日本勢はメダルの獲得数においてあまり振るわなかったようだ。
高度経済成長がスポ−ツマンのハングリ−精神を奪ってしまったのだ等、議論百出の数十年。
今回のオリンピックは、40年前に並ぶ金メダルの獲得で日本人として溜飲を下げたが、出だしの柔道での
活躍が光ったと思う。柔道は言うまでも無く日本で生まれたものだ。その柔道で日本の選手が外国勢に投げ飛ばされて
負けるのは、なんとも腹立たしいものである。今回、3連覇の野村選手、2連覇の「やわら」ちゃんこと谷選手を
はじめ、多くの階級で金メダルに輝いた。柔道の試合は階級の軽いクラスから始まる。したがって最も重いクラスが
最終日になるのだが、男子100Kg超級の鈴木選手は隣の石下町、女子78Kg超級の塚田選手は下妻市の出身で
、ともに最終日に金メダルに輝き、柔道有終の美を飾った。喝采を叫びたい。
柔道の階級、男子は60Kgから100Kgまでと100Kg超級の7階級。女子は48Kgから78Kgまでと
78Kg超級の7階級である。女子の階級は、48、52、57、63、70、78とはじめが4Kg差で1階級
あがることに1Kg増える。このペ−スでいくと78Kg超級は87Kgということになるが、超級はいくら重くても
良いのであり、ちなみに塚田選手は中学生のころから100Kgを越し、120Kgぐらいという。これ以上太ると
柔道が出来なくなると本人のコメント。相撲じゃないが鍛えていればかなりの体重でもいいのだろうが、中年太りで
は78Kg超級じゃなく78Kg級でも問題のようで、健康診断でいつも太りすぎと指摘される私は、身長165
cm、体重78Kgである。