活動報告
議員研修会、定例議会、たて看板設置

平成21年11月・12月 
●11月19日〜20日   茨城県市議会議長会主催の議員研修会
  この研修会は年に2回行われる。平成21年度1回目の研修会は、講師に跡田直澄先生を招き「地域の活性化に必要なことは何か」という演題での講演会を中心に土浦市のホテルを会場に開かれた。茨城県内の市議会議員約150名が参加、バブル崩壊後(1993年以降)の日本経済の経過やその時々の政策遂行について説明があり、小さい政府志向の持論が展開された。講師は小泉政権時代の政策ブレーンでもあり、小泉改革を推進してきた立場での講演でしたが、その負の遺産もあり、格差の問題などで何人かの議員が質問に立ち、意見の交換があったところである。私は800兆円にも上る国の借金についての今後の見通しについて質問するべく手を上げつずけていたが、時間が無いということで発言されてもらえず残念であった。
  講演後は土浦市立博物館を視察した。霞ヶ浦や県西南地域の歴史的変遷が様々な時代の古地図によって説明がなされ、地域にとって意義深いものがあると思う。市立の博物館があるという土浦市、さすがだなと感心したが、運営は大変ではないかと感じたところでもある。夕食は10名程度でテーブルを囲んだ意見交換会となった。私のテーブルには、北茨城市、常陸大宮市、鉾田市、稲敷市など県内各地域の議員が集い、それぞれの地域の問題について意見を交換したが、共通する問題として合併後のストレスや軋轢がどこの市にもあり、合併というのは大変なことだなぁとつくづく感じたしだい。また県北地域の過疎化は時代の少子化に伴い、ますます深刻になっているという印象であった。
  2日めは筑波宇宙センターで研修の予定であったが、常総市ではこの日、議会運営委員会が予定されていたため参加できなかった。4つの委員会から1名ずつ派遣されるこの研修会、私は環境経済委員会の代表として参加したが、なかなか良い研修会であったと思う。

●11月30日〜12月14日    定例議会
12月の定例議会は2億5千万円を追加する補正予算や、市職員給与の改正、財産の取得(市内小・中学校における情報ネットワークシステム、2億円)などの案件を審議するため、15日間の日程で開かれた。一般質問は12月3日と4日の2日間行われ12名の議員が質問を行った。わたしは9番目で2日目「下水の処理を取り巻く諸問題について」質問した。(一般質問のページ)
  また、この議会に第81号議案として「権利の放棄について」が提案された。これは昭和63年に旧水海道市の助役らが関与した宅地課税証明書の偽造事件に関し、市が支払った1億円に対し、当事者3名の内の1名分3,166万円と弁護士費用の残金500万円が未収となっているが、債権を回収できる見込みが無いためこれを放棄したいという議案である。この案件に対する議会の意見は、ただ1人の賛成も無く議員全員の反対による議案の否決というあまり例の無い結果となった。さらに当該求償債権については、時効の中断等の措置を講じてこれを保全し、引き続き、債権回収に努めていくことを求める決議が可決された。それから、市内での違法埋め立て行為がいまだ後を絶たない状況であることから、条例を無視し、行政指導を無視している違法行為に対し、市行政の毅然とした指導を求める決議が採択されている。議会では様々な議案を審議し議決する。議会の議決を尊重して行政を執行するのが市執行部の役割であろう。市の財産の有効活用やその保全に努め、市民の安全・安心な生活を守るため、条例を無視した行為に対しては、これを許さないという取り組みが求められていると思う。

●12月23日    たて看板設置
  蔵持地区に建設が申請されている産業廃棄物の処理施設には、私もかねてから反対の立場を表明し、建設反対の署名などにも取り組んでいるところだが、暮れも押し迫った天皇誕生日、蔵持地区の地元有志らによる建設反対のたて看板が立てられた。看板の向こう側が建設予定地であり鬼怒川に隣接している。川の向こう側には三坂地区の居住区が広がっている。

● その他
  11月 8日 市民文化祭(囲碁大会) 10日、学校適正配置検討委員会。 15日、上十家豊年祭り。 21、22日、三妻公民館祭り。 12月 6日、十家地区役員会。 14日、環境経済委員会忘年会。


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