15,6年前、私は地元の小学校のPTA会長という立場にあった。当時、小学校に縁があるのは一生のうち3回あると考 えていた。1回目は自分が小学生のとき、2回目はPTAとしてわが子の親として学校にかかわるときであり、3回目は運動 会で孫と競う紅白の玉入れのときである。PTAの役割を終えたとき、今度学校とかかわるのは運動会で敬老の席に座るときか なと考えていた。しかし、機会あって今日、市議会議員という立場で入学式、卒業式、運動会等に地元の小・中学校を 訪れ、時には来賓として祝辞をのべさせていただいている。
最近の卒業式や入学式では、混合名簿ということで男女別なくアイウエオ順で名前が呼ばれる。昨今、ジェンダーフリ−という考え方 がある。男女別は性差別だから混合名簿にしたのかもしれないが、こんなことまですることが必要なのかと思う。昔の男が先で女が 後という順番が差別ということなら、欧米の習慣に見られるように、レディファーストよろしく女を先にすれば良いだろう。男女共同参画を 否定するものではないが、男は男であり女は女であるのだから、何でも同じにすればよいというものでもなかろうと考える。
卒業式で校長先生から一人ひとり名前を呼ばれて卒業証書が授与される。混合名簿によって男女別なく登壇するわけだが、 この名簿に記載された子供たちの名前、昨今はユニークなものも多く、また、男か女かわからないような名前も多い。 そして名前ばかりでなく本人を見ても、男か女かわからないような生徒が結構いるのだ。