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「 地 図 」  2006年 6月


 なぜか地図帳が売れている。日本の地図も世界の地図もだ。このごろサッカーの国際試合をよく見かけるが、国名を聞いても どこにある国なのか分からないことが多い。コスタリカとかバーレーン等、地図帳を広げてどこに在るかを確認する。世界地図の 中からこれらの国々を探して、ああここかと見つけられるとなぜかホットするものだ。地図の中に確認出来たからといって、 何一つその国のことを理解したわけでもないのだが、少なくともその国の大きさや位置、そして人口でも知ればなんとなく 分かったような気分になり、分からないという不安が解消されて安心するのである。

  世界地図を見ることは結構楽しいものだ。世界の国々には必ず国境というものがある。海に囲まれた日本人には良く分からない ことも多いのだろうが、国境には様々な情報がある。だいたい自然の地理的障壁が国境となっているところが多いということだろう、 山脈によって国が仕切られたり、大河によって分割されたりしている国が多い。しかし世界には、どうしてこんな平地が国境で区切られて いるのだろうという所や、経度・緯度によって、とんでもない距離の大地が一直線に区切られている国境もある。これらの国境を 見ていると、世界の国々の歴史が想い起こされたり、新たな疑問が湧き上がったりして知識欲を刺激する。

  国境が大きく変わる時代とは、世界史において激動の歴史があったことを物語っているといえるだろう。古代ローマ帝国やお隣中国の 歴史的変遷はそれこそ大きな地図を何度も何度も塗り替えている。こうした世界史とは無論比較にならないが、 旧水海道市・旧石下町が一緒になって常総市になった。我々も小さな地図の変化の時代に生きている。

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