53歳で初孫を抱いた。2年半前に嫁いだ長女に9月30日、待望の男子誕生である。このところ何かと議論すれば、 必ずと言っていいほど話題になるのが「日本における少子高齢化」である。日本の人口は2006年をピークに 減少していくという予測だったが、本年上半期のデータから、どうやら日本の人口のピークは2005年になって しまいそうだ。年金等の負担を担う世代が減少し、大きな社会不安となっている今日である。家族にとっては言うまでも なく、とかく「赤ちゃん」の誕生は目出度いの一語に尽きる。
「孫」という歌が過去に結構ヒットしたようである。その頃は当然のごとくあまり実感と言うものが無かったが、初孫を 見て「何でこんなにかわいいのかよぉ」という歌詞が突然頭に浮かんで来た。孫は子よりもかわいいと言うのは本当の ことのようである。もみじのような手、ムズかってうなると顔が真っ赤になり、まさに赤ちゃんだ。大きく育って欲しい ものだと心から願う。
子どもが生れることによって、家族の中での呼び方が変わる。お父さん、お母さんと呼ばれるのはいうまでもなく、親に なったからである。そして我が子に子が生まれ、孫を持った瞬間からお父さんはお爺さんになるのである。孫が生れたこ とはすごく嬉しいことだが、お爺さんと呼ばれるのは、少し早いのではないだろうかと考えていた。我が家の場合、お陰 さまで私の父も健在であり、お爺さんと曾お爺さんになるわけだが、孫が来たら曾お爺さんは可哀想だからお爺さんと 呼ばせ、私のことは「若爺」と呼ばせることにしようと思う。