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請願署名総数 15,289名集まる!!

平成21年10月

●以下は10月3日、地元三妻地区で署名活動に参加していただいた方々に対して行った結果報告と茨城県知事ならびに茨城県議会に提出した請願の内容です。


  請願署名活動の結果について

  「常総市に新たな産業廃棄物処理施設の建設を認めないことをもとめる請願」 につきましては、10月の県議会に間に合わせたいという時間的制限があり、わずか半月(15日間)で署名活動が取り組まれました。

  しかし時間が無い中でも多くの市民の賛同をいただき、総数 15,289名の署名が集まり、10月2日、茨城県議会並びに茨城県知事に対し請願書を提出いたしました。

  ちなみに三妻地区における署名数は 2,656名であります。ご賛同いただきました方々、また署名を集める活動に参加して下さいました多くの皆さん方に対し心から厚く御礼申し上げます。

  今後についても成り行きを注視し、活動を継続していきたいと考えていますので、重ねてご協力をお願い申し上げ結果のご報告といたします。


常総市に新たな産業廃棄物処理施設の建設を認めないことをもとめる請願

  [趣旨]
  国道294号線の4車線化や圏央道のインターチェンジ建設等、首都圏でますます利便性の高まる常総市に、また新たに民間の産業廃棄物処理施設の建設が計画されています。こうした施設は常総市民にとって全く不要のものであり、今後常総市に建設しようという新たな産業廃棄物処理施設の計画は、これを認めないよう請願するものです。

  [理由]
  常総市は石下地区が下妻地方広域、水海道地区が常総広域と2つの広域事務組合に参加しており、それぞれの組合が大型の一般ゴミ処理施設を設置しています。これらの施設は参加市町村の莫大な負担金によって運営され、市内全域で発生するゴミの処理にあたっており、市民はゴミ処理に関して何の不都合もなく過ごしています。

  常総市では過去に養鶏業が鳥インフルエンザによって大打撃を受けました。そして廃業した跡地を抱える坂手地区に民間の産業廃棄物処理施設の建設が計画され、加えて今回、蔵持地区に大型の産業廃棄物処理施設の建設計画が明らかになりました。取り扱い品目は感染性廃棄物(医療廃棄物)や廃プラスチック類などほとんどの産廃品目を網羅する計画で、総敷地面積約4万平方メートル、県内や首都圏の事業所から発生する産業廃棄物を焼却、破砕、圧縮梱包する中間処理施設であります。焼却は1日24時間稼働で96トン。さらに破砕は1日8時間稼働で800トンを処理可能な施設で、その取扱品目と規模の大きさに驚くばかりであり、排出される噴煙等はかなりの広範囲に及ぶのではないか、健康被害の恐れはないかと懸念されるところであります。

  地域住民にとっては、本年5月に隣接する古間木地区において、農業用産廃施設の悪臭で、周辺住民が救急車で病院に運ばれ入院する騒ぎもあり、なぜ常総市にという疑念や、平穏な日々の暮らしに影響が出るのではないかとの不安が広がっています。またこの蔵持地区は、常総市営公園墓地や神子女古墳群等が隣接する史跡・風致地区でもあり、こうした地域に新たな産業廃棄物処理施設はいらないのであります。

  市の環境審議会においても昨年5月、坂手地区における産業廃棄物処理施設の設置は適切でないとの判断を示し、今後の環境審議会の方向としても、新たな産業廃棄物の処理施設は必要ないという方向付けが確認されました。市民の安心・安全な生活環境を確保し、緑豊かな常総市の明るい未来を次世代に引き継げるよう願い、常総市に新たな産業廃棄物処理施設の建設を認めることのないよう心からお願いするものです。


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